人的資本経営に必要なコンセプト・指標、わかりやすい策定事例 TOKAIグループ

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年05月26日
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TOKAIグループ(静岡市葵区)は5月25日、企業価値の向上につなげる人的資本経営を実践していくための方針を策定し、取締役会で決議したと発表した。

同方針「TOKAIグループの人的資本経営について」は、同社の経営戦略を実現するため、「理想の個の姿」や「理想の組織の姿」を明確にし、理想の姿の実現にむけて投資を行い、人財戦略を実施していくことを打ち出している。理想の姿に向けた実現の度合をはかる重要指標を定めることで、社員の「ウェルビーイング」向上にもつなげていきたい考えだ。

人的資本経営、TOKAIグループは「理想の個」と「理想の組織」を目指す

同社は「従業員自身が環境変化に適応し、自己変革に絶えず挑戦し、人生の喜びた生きがいの目標達成にむけて自律的にキャリアアップができる。自由な発想で新しい価値を生み出し、社会に貢献できる」ような状態を「理想の個の姿」として打ち出している。

一方、「理想の組織」としてが「自由な発想で新しい価値を生み出し、社会に貢献できる組織目標達成のため、上下関係なく健全なコンフリクトがあり、互いに柔軟なアイデアを生み出し、協力し合って課題に取り組むことができる組織。従業員のエンゲージメントが高く、チーム生産性が高い組織」を掲げている。

この「理想の個」と「理想の組織」が合わさることで、「人財戦略を実施することにより 理想の個、理想の組織を実現した従業員、組織を増やすことで 人財・組織の活力最大化を達成できる」としている。

人的資本経営、実践のための3つの柱

「理想の個」と「理想の組織」を実現するために、同社が掲げたのは以下の3つの柱だ。

ライフキャリア支援

  • 自ら考えて行動する人財になるための自律的なキャリア形成を支援
  • 自律的に学び続け、環境変化に対応したスキルを高めるためのDX資格取得や能力開発といったリスキリングの支援

幸せな職場構築

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