3割超が「未定」 定年後、「雇用延長」と「転職・独立」のはざまで揺れるミドルシニア

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年09月03日
AdobeStock_473058707_20231018

公益財団法人産業雇用安定センター(ジョブ産雇、東京都江東区)は9月2日、「セカンドキャリアに関する意識」に関する調査結果を発表。従業員300人以上の企業に勤務するミドルシニア世代の社員は、定年後を含む今後の働き方について「まだ決めていない」と回答した人が3割を超え、最多だったことが明らかになった。

15年以上勤務する45歳~59歳の社員を対象にした同調査では、雇用延長や転職、独立など、定年後の働き方について、多様な選択肢を模索する姿も浮かび上がった。現在の会社を評価しつつも転職への不安から雇用延長を望む傾向や、定年退職希望者・未定者の中にも、条件次第で転職を検討する人が一定数いることなどが示されている。

転職や独立希望者の約6割が「新しい挑戦」を志向

今後の働き方に対するイメージについて、「まだ決めていない」が31.3%と最も多い。次に「定年をもって働くのをやめたい」が22.4%、「定年後は同じ会社(グループ)で雇用延長し、そこで働くのをやめたい」が23.7%で続く。年齢層別では50歳代後半(55歳~59歳)において、定年退職を希望する割合が、ほかの年齢層より10ポイント以上少なかった。

今後の働き方に対するイメージ(n=900)
今後の働き方に対するイメージ(n=900)(※画像クリックで拡大)

転職・独立意向を持つ人に動機を聞いたところ、トップは「これまでと違う新しい仕事に取り組んでみたい」の33.6%で、特に50歳代前半では半数近くに達した(45.2%)。次に多いのが「スキルや経験を、他社または独立で生かして活躍したい」で26.3%だった。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

プロフィール

logo@4x


月刊総務オンライン編集部

「月刊総務オンライン」では、総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つニュース、コラムなどを平日毎日発信しています。また、「総務のマニュアル」「総務の引き出し」といった有料記事や、本誌『月刊総務』のデジタル版「月刊総務デジタルマガジン」が読み放題のサービス「月刊総務プレミアム」を提供しています。


関連記事

  • レンタカーの安全運転管理も可能! コストを抑え、車両管理にかかわる日常業務の負担を減らす方法 PR
  • 食で社員を応援! 総務が値段を決められる自由さがポイント。豊富なアイテムがそろうミニコンビニ PR
  • 何となくで選んでない? 実は重要なオフィスの「照明」。空間に合った明るさや色味が与える効果 PR

特別企画、サービス