総務アワード

「総務アワード2025」、受賞企業が決定。パナソニックITS株式会社がゴールドを受賞

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年12月05日
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『月刊総務』は、企業の総務部門が推進する革新的な取り組みを表彰する「総務アワード2025」を開催した。

12月3日に開催した「総務アワード2025 LIVEイベント」にて、100を超えるエントリー施策の中から選出されたファイナリスト5企業による最終プレゼンテーションを実施し、上位3施策を決定。ミニセミナーや審査員によるトークセッション、懇親会も行い、最新の知見とつながりを得られる1日となった。

特設サイト:https://award.g-soumu.com/

award2025_集合写真
集合写真

総務アワード2025 受賞企業

【ゴールド】

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パナソニックITS株式会社
「社員666人+家族のみんなで"わくわく"を引き出すITS式ウェルビーイングの高め方(提案×畑×発信)」

【シルバー】

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株式会社SHIFT
「人的資本経営に貢献する本社オフィス活用 ~オフィスDX活用と従業員LTVの最大化~」

【ブロンズ】

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株式会社JERA
「属人化・個別最適化した運営から、持続可能な総務業務への変革」

【ファイナリスト】

  • ジョーンズ ラング ラサール株式会社
    「“Future of Work”~従業員が出社したくなるワークプレイスの追求」
  • 認定NPO法人フローレンス
    「障害者雇用の課題を解決し、組織の業務効率を推進する総務チーム」

【特別審査員賞】

  • LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社
    「総務発のスマートサポート革命『SFINQS』」

【審査員長賞】

  • 株式会社ユニリタ
    「“やめる”が未来をつくる」

【審査員賞】

  • 株式会社アットマークテクノ
    「『KY総務』プレゼンツ!“エンタメ×共創”で巻き込む、社員主導型の社内活性化プロジェクト」
  • サントリーマーケティング&コマース株式会社
    「多様化する社員ニーズに向き合う“社内マーケティング”としてのコミュニケーション再設計」
  • 株式会社生活総合サービス
    「わくワーク~言葉だけでなく、制度で伝える理念の本気~」
  • 株式会社リィ
    「『ダーツの旅』で繋がる全国拠点」

【入賞】

  • KDDI株式会社
    「高輪新本社移転プロジェクト」
  • NECネッツエスアイ株式会社
    ・「次世代育成「南極くらぶ」について」
    ・「総務が仕掛ける経営DX:統計×エンゲージメントで導く戦略的オフィスKPI」
    ・「『問い』から『解』へ最速 総務が築くAIナレッジ基盤で生産性飛躍」
    ・「もしもに備える防災・事業継続DX『止まらないデジタル災害対策室』」
  • アクロクエストテクノロジー株式会社
    「全社員会議(Meeting of All staff)」
  • 株式会社アルバック
    「配送ロボットによる社内メール便等配送」
  • ギグワークス株式会社
    「総務窓口のAI化 総務がつくった『遠慮も迷いもいらない職場』」
  • 株式会社スクウェア・エニックス
    「特例子会社と挑む社食改革~三者協業で実現した新しい社員食堂プロジェクト」
  • ダイキン工業株式会社
    「『Co-Creation』エリアを活性化!イベント企画・運営の支援体制の構築」
  • パナソニック コネクト株式会社
    「~総務が拓くDEI~ 障がいのある方のための設備改善プロジェクト」
  • 日野自動車株式会社
    「越境学習!~社会課題の現場の体験を自分と仕事に活かしませんか~」

総評

今回の応募からは、総務の役割が大きく変革している潮流を感じた。特に印象的だったのは、単なる業務効率化を超え、従業員一人ひとりのキャリアや成長に貢献するという視点だ。労働市場の流動化や技術のコモディティ化が進む現代において、企業と従業員の関係性は変化している。これからの総務には、会社に人を合わせるのではなく、「人に会社を合わせる」という視点、すなわち従業員のキャリアをリッチにする学習機会や環境を個別最適化して提供する役割が求められる。このアワードでは、まさにその「戦略総務」的な視点、従業員の価値創造に貢献する取り組みを高く評価した。受賞企業の挑戦は、これからの総務のあり方を示す羅針盤となるだろう。

トークセッション

トークセッションでは、審査員を務めた5名が「審査を通しての気づきと、今後の総務への期待」について語った。その中で、AI活用などのトレンドだけでなく、各社が「自社らしさ」を深く理解し、社員をマーケティング視点で捉えた施策を行う重要性が強調された。また、社内で「斜めのコミュニケーション」や偶発的な出会いを意図的に創出することが、組織活性化やキャリア形成に繋がるとの意見も挙がった。今後はテクノロジーを活用しつつ、「カルチャーデザイナー」として人とのつながりやファン作りを推進し、総務自身が仕事を楽しみながら経営に貢献していくことへの期待が寄せられた。

イベントの様子はアーカイブ動画で

「総務アワード2025 LIVEイベント」の様子は後日アーカイブ動画を配信予定。また、ファイナリストの施策の内容は、2026年『月刊総務』3月号(2月8日発売)同梱の別冊に掲載する。

登壇者(敬称略)

<特別審査員>
・一橋大学名誉教授、成城大学名誉教授 中馬 宏之 氏

<審査員長>
・株式会社月刊総務 代表取締役社長/戦略総務研究所 所長 豊田 健一

<審査員>
・『月刊総務』編集長 薄井 浩子
・株式会社Hite & Co. 代表取締役社長 金 英範 氏
・株式会社ゼロイン 代表取締役社長 兼 CEO 大條 充能 氏
・株式会社 MCブランディング 代表取締役 宮本 実果 氏

主催・協賛・後援企業について

主催:株式会社月刊総務
協賛:パナソニック株式会社 株式会社HATARABA Goドライブ株式会社 株式会社ノンピ
後援:一般社団法人FOSC 一般社団法人IT顧問化協会 一般社団法人日本オムニチャネル協会

総務アワード2025について

「総務アワード2025」は、企業の総務部門が主導する革新的な施策を評価・表彰し、他企業との成功事例の共有を促す表彰制度。総務が主導した優れた施策を発掘し、その実績を評価・表彰することで、企業の変革を後押しする好事例として広く発信する。さらに、こうした取り組みを通じて、総務の役割と価値を社会に広く認知させることを目的としている。

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