社内複業が組織のウェルビーイング向上に寄与 ロート製薬、「社内ダブルジョブ制度」の効果検証
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年12月05日
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ロート製薬株式会社(大阪府大阪市)は12月4日、部門の枠を超えて、他部署と兼務する「社内ダブルジョブ制度」の効果検証を実施し、その結果を発表した。独自指標の「Well-beingポイント」に影響を与えているかの効果を検証し、同制度に自ら手を挙げた実践者のWell-beingポイントが上昇したのみならず、同じ部門で働く同僚においてもポイントが上昇することを確認したとしている。
ロート製薬の経営理念や価値観、行動規範に関連する「Well-beingポイント」
同社はウェルビーイングな社会の実現に貢献し続けるため、社員一人ひとりの自律・成長を経営の中心に置き、個人と会社の成長を目指す、さまざまな取り組みを実施してきた。「社内ダブルジョブ制度」もその一環だ。
同社では、社員一人ひとりが、どのような状態で日々仕事と向き合っているのかを把握するため、5つの質問で10段階の自己評価をする「Well-beingの振り返り」を、2021年から年2回実施。すべての雇用形態の全社員が対象で、各項目が同社の経営理念や価値観、行動規範に関連している。
こうした「Well-beingポイント」を重要な経営指標の一つとして、数々の施策を企画・実施。指標は以下の通り。
- 私は仕事を通じて社会に役立ち、貢献することができている
- 私は楽しく仕事に取り組み、生活を豊かにすることができている
- 私は仕事を通じて成長した実感が持てている
- 私は将来目指す目標があり、今後のキャリア形成に期待を持っている
- 私はチームの一員としてチームワークに貢献できている
組織の活性化に寄与 「社内ダブルジョブ制度」が同僚にも変化を及ぼす
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