中小企業が最大2億円の退職金制度を導入 社員の経済的安心とキャリアの安定を支援する取り組み

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年08月27日
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日本デザイン(東京都豊島区)は8月26日、定年時に最大2億円の退職金を支給する新たな制度を導入したと発表した。法人向け生命保険を活用した仕組みで、一般社員でも約4000万円、成果に応じてトップ社員には最大2億円が支給される。

同社によれば、こうした退職金水準を実現する制度の導入は、中小・ベンチャー企業ではまれな取り組みだとしており、社員が安心して長く働ける環境づくりに向けた新たな挑戦と位置付けている。

法人向け生命保険を活用し、最大2億円支給の退職金制度を設計

同制度は、将来的な生活保障を重視した大規模な取り組みであり、制度設計や導入背景には、中小企業が直面する人材課題への対応という明確な意図がある。

退職金制度の仕組み

同社が導入したのは、法人向け生命保険を活用した退職金制度。制度設計の詳細は明かされていないが、社員の役職や業績に応じて支給額が設定され、最大2億円が支給される可能性まであるという。

なお、一般的にこうした保険を活用した制度では、企業が保険料を積み立て、満期や退職時に受け取る保険金や解約返戻金を退職金の原資とするケースがある。一定条件の下で、保険料の一部を福利厚生費として損金算入できるメリットもある。

導入の背景にある人材課題

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