1万件超の特許を異業種へ展開 知財を「攻め」に転換したJFEスチール、知財功労賞を受賞
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年04月23日
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JFEスチール(東京都千代田区)は4月22日、経済産業省と特許庁が主催する「令和8年度 知財功労賞」において、「特許庁長官表彰 知財活用企業(特許)」を受賞したと発表した。
知的財産を自社技術の権利保護といった「守り」にとどめず、異業種へ展開して新たな事業を創出する「攻め」の経営資源として戦略的に活用した点が評価された。
技術の「囲い込み」から「外部展開」へ 三位一体の組織変革
同社は第8次中期経営計画において、知財戦略を経営基盤の中心に据え、従来の方針を大きく転換した。具体的には「研究開発」「事業」「知財」の3部門が連携し、三位一体となる体制を構築している。
研究開発の初期段階から市場や事業を起点とした知財活動を組み込むことで、技術開発の方向性と市場ニーズの乖離を防ぐ仕組みを整えた。これにより、社内技術の囲い込みから外部市場への展開へと事業モデルを移行させている。
1万件超の特許を異業種へ展開する「JFE Resolus」
この知財戦略の転換を具現化したのが、ソリューションビジネスブランド「JFE Resolus(レゾラス)」である。鉄鋼開発で培った1万件を超える特許に、独自のノウハウやデジタル技術を融合させ、鉄鋼業以外の外部製造業向けにパッケージ化して提供している。
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