NEC、生成AIでキャリア相談支援 職場体験プログラムも導入しジョブ型人材マネジメントを加速
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月22日

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日本電気(東京都港区、NEC)は10月20日、社員の自律的なキャリア形成を促進するため、生成AIを活用したキャリア相談ツールを10月から本格的に運用していると発表した。持続的な競争力の強化に向けて、ジョブ型人材マネジメントを推進する中、社員への機会拡大と支援ニーズに対応するためだ。
社員が場所を問わず、いつでも気軽にキャリア相談できるようにした。将来的な社外へのサービス提供も視野に入れる。同時に、所属以外の職場を体験できるプログラム「NECジョブシャドウイング」を開始していることも明らかにした。
スキルアップ研修の提案などを通じて、社員の主体的なキャリア形成を促進
キャリア相談ツール「NEC AIキャリアトーク」は、社員の相談内容に応じて、キャリアに関する悩みへの応答や、スキルアップに向けた研修を提案する。NEC社内で活用している生成AIサービスを用いて開発。キャリアおよびカウンセリングに関する代表的な理論に加え、社員とキャリアアドバイザーの過去5年分の相談傾向を学習させている。従来からのキャリアアドバイザーによる面談や、上司との1 on 1も組み合わせて、社員の主体的なキャリア形成を促進する仕組みを構築する。
NECなどグループ内6社には先行して、人事制度を学習させたうえで提供している。人事制度に応じた育児・介護と仕事の両立支援や人材公募制度といった、より幅広いトピックスに対応できるようにした。

社員だけでなく所属部署・受け入れ部署、三方よしの体験プログラム
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