ハッカズークが設立7年半で経団連に入会 急成長するアルムナイ市場、年間1兆1500億円に

月刊総務 編集部
最終更新日:
2025年01月09日
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ハッカズーク(東京都文京区)は1月6日、1月1日付で日本経済団体連合会(経団連)に入会したと発表した。設立から7年半での経団連入会となる。

同社は拡大するアルムナイ市場を背景に急成長。日本を代表する企業で構成される経団連に加入することで、経団連の会員企業との連携を深め、日本社会全体でアルムナイを活用した人的資本・社会関係資本を強化していきたい考えだ。

ハッカズーク、経団連加入企業などにアルムナイ特化のクラウドシステムを提供

経団連は東証1部上場企業を中心に構成される経済団体。2024年4月現在、日本の代表的な企業1542社、製造業やサービス業の主要な業種別全国団体106団体、地方別経済団体47団体などで構成されている。

ハッカズークは2017年7月設立。経団連加盟企業などを含めた多くの企業に、アルムナイに特化したクラウドシステム「Official-Alumni.com」や、コンサルティングや業務代行などのサービスを提供。当メディアでもSOMPOホールディングス(東京都新宿区)の事例などを紹介している。

経団連は2018年11月に、これまで「純資産額10億円以上」としていた入会資格の要件を「純資産額(単体または連結)が1億円以上あること、または当会団体会員の会員企業であること」と緩和し、IT企業やベンチャー企業が入会しやすくなる環境を整えていた。

ただ、入会には審査などのハードルもあり、アルムナイ市場の急拡大を背景にしたハッカズークの急成長が、設立7年半での同社の経団連加入を実現させた形だ。

1兆1500億円市場のアルムナイ、退職先企業とのつながりへの抵抗感は若手世代ほど薄く

人材の流動化が加速する中、優秀な人材の確保はどの企業にとっても喫緊の課題となっており、アルムナイ市場は急拡大を見せている。

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