選択制・ジェンダーフリー・リサイクル対応 フジテックの新ユニフォームがグッドデザイン賞に選出
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月16日

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フジテック(滋賀県彦根市)が導入した新ユニフォームが、「2025年度グッドデザイン賞」を受賞した。受賞対象は、2024年に導入された新標準型エレベーターとのダブル受賞。従業員の多様な価値観に対応しながら、安全性・機能性・快適性を追求したユニフォームとして高く評価された。
本記事では、受賞理由を中心に、刷新プロジェクトの取り組みを紹介する。なお、新ユニフォーム導入の経緯や詳細な仕様については、2024年4月掲載の記事で詳しく紹介している。
アイテムや着用の選択は個人の判断を尊重、持続可能性にも配慮
グッドデザイン賞では、見た目の美しさだけでなく、課題解決力や社会への貢献性も評価の対象となる。今回のフジテックのユニフォームは、単なる作業服の刷新にとどまらず、企業としての「働き方の多様性への対応」や「サステナビリティ」への姿勢を表現した点が高く評価された。
新ユニフォームは、性別や職種に関係なく着用できるジェンダーフリー設計を採用。従業員一人ひとりが自由にアイテムを選べる選択制とし、安全性確保が必要な場合を除き、着用を必須としない制度へと変更した。
また、アイテム数を従来の34アイテム(259点)から6アイテム(48点)へ大幅に削減。過剰な生産や在庫、廃棄のリスクを抑え、持続可能な運用につなげている。使用済みユニフォームのケミカルリサイクルによる再資源化の仕組みも導入し、サステナビリティの観点からも評価を得た。

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