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前回「スキルアップや最新情報のキャッチアップにもなる 『人事・労務・総務系』のオススメ資格7選」では人事・労務・総務系の資格について解説しました。業務が多岐にわたる総務は、人によって伸ばしたい分野も異なるでしょう。今回はオフィス系、広報系、IT 系、法務系、コミュニケーション系などの資格をご紹介します。資格選びの参考にしてみてください。
取材・文◎武田 洋子
オフィス系
オフィス環境診断士
オフィス環境やインテリア(設備)関連は、まさに総務の領域です。オフィス環境診断士は、代表的な資格といえるでしょう。室内空間や家具、備品を変えるだけでオフィス環境が改善されるわけではありません。オフィス環境診断士はさまざまな観点から定量的・定性的に分析して現状の課題を洗い出し、改善策を提案できるような知識・技能が求められるエキスパート資格です。
生産性向上に貢献する資格のため、期待される場面も多いでしょう。
オフィスセキュリティコーディネータ
企業の経営資産が適切に保護されているかどうかの適合性を審査する「オフィスセキュリティマーク認証」は2006 年10月から運用開始されましたが、それに伴い登場した資格がオフィスセキュリティコーディネータです。入退室管理や機密文書保管・防犯体制など、オフィスセキュリティに関する幅広い知識を身に付けます。
「オフィスセキュリティマーク認証」の申請を考えている企業に対し、助言や情報提供といった支援を行えるのは、認証に合わせて登場した資格ならでは。セキュリティに対する企業意識と比例して、資格のニーズも高まっています。
防災士
防災士とは、「自助」「共助」「協働」を原則とし、そのための十分な意識と一定の知識・技能を習得したことを、日本防災士機構が認証した人です。自社のみならず社会のさまざまな場で防災力を高める活動が期待されます。
防災士養成研修を受講し、防災士資格取得試験に合格した上で、全国の自治体、地域消防署、日本赤十字社などの公的機関か、それに準ずる団体が主催する救急救命講習(心肺蘇生法やAEDを含む)を3時間以上受ける必要があります。企業のリスク管理の観点からも、ぜひ挑戦していただきたい資格の一つです。
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