金曜の午後、突然PCがブルースクリーンに……世界850万台、全Windows端末の1%が被害

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年07月22日
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7月19日午後、Windows端末に重大な不具合が発生し、ブルースクリーン状態になって強制的に再起動を繰り返すというトラブルが起きた。この問題は世界規模で発生し、多くの企業でシステム障害が起きたほか、日本国内でも飛行機の欠航などが報じられた。

原因はセキュリティベンダーのCrowdStrike(アメリカテキサス州、日本法人本社:東京都港区)が提供する「CrowdStrike Falcon Sensor」のアップデートによるものだった。同製品は主に大企業で導入されているため、広範な社会的・経済的影響が生じた。

アップデートでの不具合が原因 更新プログラムは公開済み

CrowdStrikeによると、日本時間の7月19日13時4分にWindowsシステム向けセンサー設定のアップデートをリリースした際、影響を受けたシステムでシステムクラッシュとブルースクリーン(BSOD)を引き起こすロジックエラーが発生したという。エラーの原因はセキュリティ攻撃やサイバー攻撃ではなく、Windows用Falconコンテンツ更新で見つかった欠陥によるもので、すでにサポートポータルを通じて対策方法と更新プログラムを配布している。今回のエラーはMacやLinuxには影響がない。

同社は、Falcon Sensor for Windows バージョン7.11以上を利用する顧客のうち、7月19日13時9分から14時27分(いずれも日本時間)の間にオンラインだった場合に影響を受ける可能性があると伝えている。

同社製品の代理店であるマクニカ(神奈川県横浜市)も、契約社に対するサポートを実施していると発表した。

マイクロソフトは7月20日、自社のインシデントではないものの、Windowsのエコシステムにも影響があったと説明し、対応方法とともに状況を以下のように説明した。

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