無担保・保証人不要で融資する「新たなセーフティネット」に 大東建託のメディカルローン制度
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月08日

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大東建託(東京都港区)は、社員が低金利で利用できる「メディカルローン」を新設したことを発表した。重大疾病などにともなう高額医療費の支払いに利用でき、在籍中の金利は会社が全額負担する。
人的資本経営の一環として、社員の高額医療費の負担を軽減し、安心して働き続ける環境を整える。職場における治療と仕事の両立支援については、労働施策総合推進法改正にともない、2026年度から事業主に対し努力義務が求められる。
無担保・保証人不要で融資する「新たなセーフティネット」
社員向け低金利融資制度「メディカルローン」は、大東建託リーシング(東京都港区)、大東建託パートナーズ(東京都港区)と3社で共同運用。同社はこの制度について「健康保険や医療保険、福利厚生、預貯金に加えた新たなセーフティネット」とコメントしている。
利用者は、無担保・保証人原則不要で最大500万円(年収の3分の1まで)の融資を受けられる。対象は3社に所属する入社3年以上の正社員本人にかかる医療費で、先進医療や入院、検査費用なども含まれる。
在籍中の金利は会社が全額負担し、補助分は半期ごとに賞与で支給する。返済は給与天引き、または退職時の一括返済とした。貸付は、大東建託100%出資子会社で金融事業を担う大東ファイナンスが行う。

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