総務の引き出し(BCP)

BCPは筋書き通りにはいかない どんな状況でも臨機応変に動くために気を付けたい2つのこと

BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家 昆 正和
最終更新日:
2025年07月04日
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インシデント(一大事)が起こったら、そのときどきの状況や切迫性に応じたタイミングで「対策本部」を立ち上げ、危機対応チームのメンバーを招集する。前回はそのために必要な条件について解説しました。では、対策本部を立ち上げたあとには、どのような活動が控えているのでしょうか。

BCPに必要なのは「ストーリー」ではない

対策本部を立ち上げたあとの活動の段取りを決めるには、ちょっとした発想の切り替えが必要なのですが、まさにこの切り替えがうまくいかないためにBCP会議が行き詰まってしまうことも少なくありません。

たとえば「地震」のイメージに固執して議論を進めると、例外なく地震中心の流れができてしまいます。地震にしか適用できませんから、別のリスクを想定した対応プロセスを決めるには、また新たにBCP会議を開かなくてはなりません。

一方、BCPと防災を混同している会社の場合、発災から始まって避難誘導、安否確認、被害状況の確認といった初動フェーズ、つまりBCPというより防災マニュアルの範囲で終わっているものが少なくありません。肝心の「事業が止まっても重要な製品・サービスの供給を止めないために必要なことは何か?」が、すっぽり抜け落ちているのです。

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プロフィール

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BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家
昆 正和

企業のBCP策定/気候変動リスク対策・適応策に関するアドバイス・講演・執筆活動に従事。一般社団法人日本リスクコミュニケーション協会理事。著書に『今のままでは命と会社を守れない! あなたが作る等身大のBCP 』(日刊工業新聞社)、『山のリスクセンスを磨く本 遭難の最大の原因はアナタ自身にあった(ヤマケイ新書)』(山と渓谷社)など全14冊。雑誌やWebへの寄稿・連載など多数。趣味は登山と読書。著者のnoteはこちら

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