女性登用の考え方を刷新した大東建託、クォータ制も取り入れ日本最大規模の女性アワードで特別賞
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大東建託(東京都港区)は10月31日、Forbes JAPANが主催する日本最大規模の女性アワード「Forbes JAPAN WOMAN AWARD 2023」において、企業特別賞を受賞したと発表した。女性管理職比率が伸長した点や、職種に応じた女性活躍推進施策の導入などが評価された。
サーベイ結果だけではわからない項目にも着目し、企業を評価
同アワードは、ビジネス誌「Forbes JAPAN」が主催する日本最大規模の女性アワード。ジェンダーギャップ解消の好事例を共有し、企業と女性をエンパワメントすることを目的としている。
受賞カテゴリーは、企業ランキング(企業の総合的なデータから選出)・企業特別賞(企業の取り組みやプロジェクトから選出)・個人部門賞(個人の取り組みや活躍から選出)の3種類。
2023年の「企業ランキング」は、東証プライム上場企業およびエントリー企業約1900社を対象に、「ダイバーシティ」「労働環境」「人的資本開発」「パフォーマンス」の項目から企業の公開情報、エントリー情報を元に評価、データ数値化し選出した。
大東建託は女性登用の考え方を刷新、「優秀な人物を登用」から「資質のある人物を発掘する」へ
今回、企業特別賞を受賞した大東建託は、サーベイ結果だけではわからない着目すべき企業として企業特別賞に選ばれた。
同社では2021年から、これまでの「優秀な女性を登用する」という考え方を改め、「資質のある女性を見つけて育成し登用する」という方向性にシフトした。
2021年12月には、建設業界初の「クォータ制」を導入した女性育成プログラムを開始。昇進必須要件である管理職候補者向け研修の対象者選抜時に女性割合を設定するなど、計画的に育成することとした。
その結果、2021年4月1日時点で4.8%であった女性管理職比率は、2023年9月末時点では5.6%と大きく伸びた。
また、女性が特に少ない営業職・技術職においては、各職種に応じた女性活躍推進の取り組みを推進。
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