梅雨前線を想定した防災訓練をスマホで 香川大学と日本青年会議所が「動画で雨トレ」を公開
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年06月30日

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公益社団法人日本青年会議所(東京都千代田区)は6月30日、香川大学創造工学部竹之内研究室と共同で、大雨災害時の行動を動画でシミュレーションできる防災訓練ツール「動画で雨トレ」を開発し、第1弾をリリースしたと発表した。
香川大学と共同開発、不測の事態に備える訓練ツール
このツールは、気象防災の研究者で気象予報士でもある香川大学准教授・竹之内健介氏が開発。過去の災害事例と最新の研究成果を基に構成されており、実際の災害さながらに「後戻りできない」状況下で、スマートフォンを用いて疑似体験できるのが特徴だ。
第1弾のシナリオは「梅雨前線であなたの街に大雨が……」をテーマに、梅雨前線による災害を想定。発災前後の準備や避難のタイミングなどをシミュレーションできる。
「動画で雨トレ」の使い方
「動画で雨トレ」は、「家庭向け」「事業者向け」から対象を選択し、シナリオ動画を見ながら行動を選択していく。行動選択肢には「いつも通り・様子を見る」「予定の変更・帰宅」「従業員の避難対応」「営業・業務の中止」などがある。
事業者向けには、以下の4つの職種パターンが用意されており、それぞれに応じたシナリオが展開される。
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