
1ヶ月のアクセスランキング
前回「総務のジョブディスクリプション作成は最難関……でも今こそやるべき理由とは」ではジョブディスクリプション(Job Description、以下「JD」)の基礎知識について解説しました。今回は、JD作成のための5つのステップをお伝えします。
いきなり外部委託せず現状を理解する
早くことを進めようと焦り、外部のコンサルティング会社を雇い、総務JDを書いてもらいたくなるかもしれません。しかし、現状の総務業務の分析・整備をすることなしに外部委託することはお勧めできません。人事や経理など、ほかのバックオフィス部門はさておき、こと「総務」に関しては、そもそも業務内容を全く理解していないコンサルも多く、その能力差が歴然と出ますので注意が必要です。
とはいえ、外部への委託はできるのであればした方がいいです。まずは自社の総務業務を自らが可視化をし、その「守備範囲」とそれぞれの「期待される標準レベル」として社内である程度整理した上で、一定の専門性を外部へ委託するというアプローチをお勧めします。
総務JD作成の理想的な進め方は下記のようになります。
ステップ1
現在の総務業務の可視化
ステップ2
あるべき組織体制を描く
ステップ3
ポジション(適所)に社員(適材)を入れ込み個々のJDを書く
ステップ4
JDとのギャップを埋める・社員教育計画を立てる
ステップ5
外部委託・アウトソーシングを推進する
まず、総務業務の可視化をしたら、あるべき組織の姿を描きます。そしてその組織体制を構成する個々の総務JDに落とし込んでそれを書いていき、社員教育計画、外部委託へ進むことが可能となります。
それではこのステップに沿った総務JDの作成方法を解説していきます。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。