オフィスづくりのキーワードは心理的安全性、個性、出社回帰 ヴィス、2025年のトレンドを予想
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年12月24日

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ワークデザインを手がけるヴィス(東京都港区)は12月23日、2025年のオフィスデザインのトレンド予想を発表した。
2025年は、以下3つが特徴的な一年になると予想してしている。
- ブランディングが重視された、リクルーティング強化にもつながる個性のあるオフィス
- 心理的安全性が高く、居心地の良いオフィス
- 出社したからこそ得られる、機能的かつ生産性の上がるオフィス
オフィスデザイナー52人の意見から見えた2025年のオフィストレンド
今回のトレンド予想は、同社所属のオフィスデザイナー52人を対象にアンケート調査を実施し、その結果を基にオフィスデザインの最新動向を予想したものだ。
企業ブランディングに関しては、2024年と同様、不可欠な要素となるとし、キーワードとして、「リクルーティング強化」「個性」を挙げる。人材不足が続く中、優秀な人材の獲得に向けて、企業においては、他社との差別化として、個性のあるオフィスを志向する動きが広がると予測している。
アンケートでは、「居心地の良さを感じられるオフィス」という意見も多く聞かれた。テレワークが一般化した今、社員同士の関係性が希薄になっていると話す企業が増え、改善に向けてオフィス回帰という考えが広まってきている。2025年は、これまで以上に「居心地の良さ」が求められるとともに、「心理的安全性(組織やチームにおいて、自分の意見や気持ちを安心して発言・行動できる状態)」の確保が重視されると分析する。
また、近年は新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、出社回帰の企業が増え、GoogleやAppleなど一部の企業では、出社を必須とする動きも見られた。こうした状況を受け、2025年は、コミュニケーションをはじめ、自宅では得ることのできない機能や生産性が上がる「出社したからこそ」の価値がオフィスには求められる、としている。
今回のアンケートに寄せられた主な意見は以下の通り。
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