ポストコロナ時代のBCP対策

パンデミック対応のBCPとは?

BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家 昆 正和
最終更新日:
2022年10月07日

2年以上続く新型コロナウイルスへの対応。2年前までパンデミック対策を意識している企業は少なかったのではないでしょうか。パンデミックの影響はまだありつつも、社会・経済が徐々に動き始めている今が、自社のBCPの見直しや新規作成に着手する絶好の機会といえます。ここでは2つの側面からパンデミックBCPの特徴について解説します。

BCPの策定と見直しのよりどころ

コロナ禍を機に「この経験をBCPの策定や見直しに生かそう」と考えた企業は少なくないでしょう。ところがいざ着手しようとすると、何をよりどころに検討し、どんな方針や手順を決めればよいかが、いまひとつわからない……。そんな声が聞こえてきそうです。パンデミック対応のBCPを、何か特別な内容を持ったプランのように誤解されているのかもしれません。しかし実際は、リスクの種類が何であろうとも、BCPを組み立てるためのプロセスはどれも同じなのです(図表1・2)。

図表1:BCPを策定するための検討プロセス

(※画像クリックで拡大)

図表2:パンデミック対応BCPの全体構成

(※画像クリックで拡大)

STEP1〜4は具体的な方針、手順、対策にかかわる要素です。

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

続きは「月刊総務プレミアム」をご契約の会員様のみお読みいただけます。

  • ・さらに有益な付加価値の高い有料記事が読み放題
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツも割引価格でご利用可能に
  • ・「月刊総務デジタルマガジン」で本誌「月刊総務」も読み放題
  • ・本誌「月刊総務」も毎月1冊、ご登録いただいたご住所にお届け

特別企画、サービス