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2年以上続く新型コロナウイルスへの対応。2年前までパンデミック対策を意識している企業は少なかったのではないでしょうか。パンデミックの影響はまだありつつも、社会・経済が徐々に動き始めている今が、自社のBCPの見直しや新規作成に着手する絶好の機会といえます。ここでは2つの側面からパンデミックBCPの特徴について解説します。
BCPの策定と見直しのよりどころ
コロナ禍を機に「この経験をBCPの策定や見直しに生かそう」と考えた企業は少なくないでしょう。ところがいざ着手しようとすると、何をよりどころに検討し、どんな方針や手順を決めればよいかが、いまひとつわからない……。そんな声が聞こえてきそうです。パンデミック対応のBCPを、何か特別な内容を持ったプランのように誤解されているのかもしれません。しかし実際は、リスクの種類が何であろうとも、BCPを組み立てるためのプロセスはどれも同じなのです(図表1・2)。
STEP1〜4は具体的な方針、手順、対策にかかわる要素です。
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