総務のマニュアルポストコロナ時代のBCP対策

コロナの経験を新型感染症の予防と拡大防止に生かす(1) 対応方針の作成と予防教育

BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家 昆 正和
最終更新日:
2022年10月11日
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既知・未知のウイルスに対して私たちにできる感染症対策は限られています。ここでは、感染症対応方針の作成や職場での感染症対策、感染予防教育のポイントなどについて解説します。

「コロナの経験を新型感染症の予防と拡大防止に生かす(2) 優先業務の選定と各業務の対策」はこちら

感染症対応の全体的枠組み

新型感染症に対処するということは、誰がどのような役割を担い、どんな要件を満たし、どのような活動方針で臨むのかということでもあります。こうした管理体制の在り方として最も基本的なものは厚生労働省の「労働衛生」の指針です。以下ではこの指針をよりどころとして説明します。

国内外で感染者が増加傾向にあり、市民や企業に警戒を呼び掛けるなどの動きが出てきたときは、これに対処するための推進体制を設けなくてはなりません。このような場合、「労働衛生」では総括管理(衛生委員会を設置し、労働衛生対策を進めていくこと)の下、労働衛生教育を行い、いわゆる労働衛生の3管理に沿って感染症対応を進めることになります。

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著者プロフィール

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BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家
昆 正和

企業のBCP策定/気候変動リスク対策・適応策に関するアドバイス・講演・執筆活動に従事。一般社団法人日本リスクコミュニケーション協会理事。著書に『今のままでは命と会社を守れない! あなたが作る等身大のBCP 』(日刊工業新聞社)、『山のリスクセンスを磨く本 遭難の最大の原因はアナタ自身にあった(ヤマケイ新書)』(山と渓谷社)など全14冊。雑誌やWebへの寄稿・連載など多数。趣味は登山と読書。著者のnoteはこちら

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