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覚えておきたいSEOの基礎知識 検索エンジンシェア80%以上「Google」の基本思想とは?

株式会社グリーゼ 代表取締役会長 江島 民子
最終更新日:
2023年05月24日
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コーポレートサイトを通じて「未来の顧客・社員・取引先」に出会うために、コーポレートサイト運用にかかわる総務担当者がぜひ知っておくべき知識、それがSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)です。検索をしたときに、「どのWebサイトが、何番目に表示されるのか」は、誰がどのように決めているのでしょうか?

※Googleの仕組みは、日々変わっています。本記事は、2023年4月時点の情報を基に執筆されたものであることをご了承ください。

そもそも「検索エンジン」とは何なのか?

SEO……この言葉の中に出てくる「検索エンジン(Search Engine)」とは、何を指しているのでしょうか? この言葉には、2つの意味が含まれています。

1. 「Google」「Yahoo!」などの検索サイトのこと

「検索エンジン(Search Engine)」という言葉が、「Google」「Yahoo!」などの検索サイトそのものを指す場合があります。

世界の検索エンジンシェアなどを確認できる「statcounter GlobalStats」によると、日本の検索エンジン(=検索サイト)のシェアは、以下のようになっています。

世界の検索エンジンシェア

※指定条件:地域:日本、期間:2022年3月~2023年3月)、対象:デスクトップ(モバイルやタブレットは含まない)
(※画像クリックで拡大)

圧倒的にGoogleのシェアが高いことがわかります。

2 . 「Google」「Yahoo!」などの検索サイトが用いている検索の仕組み・技術のこと

「検索エンジン(Search Engine)」という言葉が、「Google」「Yahoo!」などの検索サイトが用いている検索の仕組み・技術を指す場合もあります。「SEO」という言葉の中に出てくる、Search Engineはこれを意味しています。

では、この検索の仕組み・技術は、それぞれの検索サイトごとに、全部違うのでしょうか? もしそうだとしたら、検索サイトごとにSEOを実施しなければならないということになって、ちょっと大変ですよね。

実は、GoogleとYahoo!は同じ検索の仕組みを使っています。Googleが、Yahoo!に仕組みを提供しているのです。つまり、日本で検索をしている人の80%以上は、Googleの仕組みを使っていることになります。

ですから、SEOとは、「Googleが、どのような仕組みで『どのWebサイトが、何番目に表示されるのか』を決めているのかを知り、GoogleやYahoo!で検索したときにできるだけ上の方に表示されるように対策すること」と、ほぼ同意になります。

では、本調査時点で日本でのシェア2位のBingは、どんな仕組みを使っているのでしょうか?

実は、Bingは、今話題のAI「GPT-4」を検索用にカスタマイズして使っていると、米国Microsoftが2023年3月14日(現地時間)に発表しています。

この仕組みは、Googleの仕組みとは全く異なるものです。まだ採用されて間がないのでどんな仕組みなのかは解き明かされていませんが、Bingが検索サイトとして今後大きくシェアを伸ばす可能性もあります。

Googleの検索技術の根底に流れている基本思想とは?

Googleの検索技術は、日々アップデートされています。しかも、GoogleもAI「Bard」を採用することを発表していますから(アメリカとイギリスではすでに公開済み)、今後仕組みが大きく変わる可能性もあります。

では、コーポレートサイトの運用担当者は、日々Googleの最新情報を追いかけ回さなければならないのでしょうか? そんなことはありません。なぜなら、Googleの検索技術の根底に流れている基本思想は、ずっと変わっていないからです。

Googleの検索技術の根底に流れている基本思想……それは、「検索している人が知りたいと思っていることに、いちばん近い情報が記載されているWebページを上に表示する」という考え方です。

具体的な例を挙げて、ご説明しましょう。たとえば、「家具が壊れた」と検索します。すると、「家具が壊れた場合の補償」や「修理の方法」、「壊れた家具を売る際のポイント」などのWebページが上の方に表示されます。これは、Googleが、「『家具が壊れた』と検索した人は、『それを保険で補償できないだろうか?』『何とか自分で修理できないだろうか?』『買い取ってもらうことはできないだろうか?』と考えているのではないか?」と、推察しているということです。

例:「家具が壊れた」と検索した場合

(※画像クリックで拡大)

このようにGoogleは、「検索している人がほしがっている答えを返す」ために、日々仕組みを改善しています。この基本思想をしっかり押さえておくことで、Googleの仕組みの頻繁な変更に右往左往せずに済みます。

次回は具体的なSEOテクニックについて解説していきます。

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著者プロフィール

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株式会社グリーゼ 代表取締役会長
江島 民子

Webマーケティング支援(コンサルティング/コンテンツ制作/社員研修)、SDGs/サステナビリティ支援(コンサルティング/コンテンツ制作/社員研修)に従事。日本オンラインショッピング大賞審査員などを歴任。マイクロソフト社の社会貢献事業「女性起業UPルーム」初代コーディネーター。『日経MJ』「ECzine」などに寄稿・連載多数。全国1535か所で実施された創業塾・経営革新塾の受講者アンケート調査では、「講師満足度日本一」の評価を受けている。宣伝会議主催「メールマーケティング実践講座」「BtoB企業のためのメールマーケティング実践セミナー」講師/Salesforce認定Pardotコンサルタント/SDGsスーパーバイザー(一般社団法人 国際SDGs推進協会)。

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