ChatGPTでシミュレーション! 防災・BCP における生成AI活用術

AI活用入門:こんな使い方はNG! ChatGPTを防災・BCPに役立てるための5つのルール

BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家 昆 正和
最終更新日:
2024年02月15日
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今日、AIはさまざまな場面で活用されています。私たちが最も身近に使えるユーザーフレンドリーなAIといえば生成AIでしょう。中でもChatGPTなどに代表される対話型AIは、SFやアニメにでも出てきそうな、コンピューターとの自然な対話が売り物です。
ChatGPTを使うことのメリットは「手間(労力や時間)を省けること」「自分の知識や経験を超えたアイデアが得られること」、そして「その道の専門家としてアドバイスしてもらえること」の3つにまとめることができます。こうしたメリットは、当然のことながらビジネスシーンに最もよくなじみます。メールや企画書の作成、翻訳、スケジュール作成、目を引く販促用のキャッチコピーの作成など……。用途を数え上げれば切りがありません。
筆者は、この延長として防災やBCPでの活用も進んでいるものと思っていましたが、しかし今のところあまり見かけないようです。日常業務ほど使用する機会がなく、社外秘の情報を含む部分もあるので、なかなか手が付けられていないのでしょう。そこで本連載では、防災・BCP分野での筆者のChatGPT(3.5)活用経験を基に、安全に利用できる範囲に限定した入門者レベルの使い方を解説します。

ChatGPTにできること・できないこと

まずはChatGPTの特徴について説明します。ポイントは3つあります。

(1)ChatGPTにできること・得意なこと

ChatGPTは人間の作った質問や依頼を理解し、その回答を生成することができます。冒頭でも述べたように、ChatGPTに指示できる内容はビジネスレターの作成から翻訳、社内外向けの業務文書、文章の要約や校正、広報の記事、販促用のキャッチフレーズ、教材やマニュアル、詩、小説、プログラミングのコード生成まで実に多種多様です。

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著者プロフィール

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BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家
昆 正和

企業のBCP策定/気候変動リスク対策・適応策に関するアドバイス・講演・執筆活動に従事。一般社団法人日本リスクコミュニケーション協会理事。著書に『今のままでは命と会社を守れない! あなたが作る等身大のBCP 』(日刊工業新聞社)、『山のリスクセンスを磨く本 遭難の最大の原因はアナタ自身にあった(ヤマケイ新書)』(山と渓谷社)など全14冊。雑誌やWebへの寄稿・連載など多数。趣味は登山と読書。著者のnoteはこちら

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