AI活用入門:こんな使い方はNG! ChatGPTを防災・BCPに役立てるための5つのルール
1ヶ月のアクセスランキング
今日、AIはさまざまな場面で活用されています。私たちが最も身近に使えるユーザーフレンドリーなAIといえば生成AIでしょう。中でもChatGPTなどに代表される対話型AIは、SFやアニメにでも出てきそうな、コンピューターとの自然な対話が売り物です。
ChatGPTを使うことのメリットは「手間(労力や時間)を省けること」「自分の知識や経験を超えたアイデアが得られること」、そして「その道の専門家としてアドバイスしてもらえること」の3つにまとめることができます。こうしたメリットは、当然のことながらビジネスシーンに最もよくなじみます。メールや企画書の作成、翻訳、スケジュール作成、目を引く販促用のキャッチコピーの作成など……。用途を数え上げれば切りがありません。
筆者は、この延長として防災やBCPでの活用も進んでいるものと思っていましたが、しかし今のところあまり見かけないようです。日常業務ほど使用する機会がなく、社外秘の情報を含む部分もあるので、なかなか手が付けられていないのでしょう。そこで本連載では、防災・BCP分野での筆者のChatGPT(3.5)活用経験を基に、安全に利用できる範囲に限定した入門者レベルの使い方を解説します。
ChatGPTにできること・できないこと
まずはChatGPTの特徴について説明します。ポイントは3つあります。
(1)ChatGPTにできること・得意なこと
ChatGPTは人間の作った質問や依頼を理解し、その回答を生成することができます。冒頭でも述べたように、ChatGPTに指示できる内容はビジネスレターの作成から翻訳、社内外向けの業務文書、文章の要約や校正、広報の記事、販促用のキャッチフレーズ、教材やマニュアル、詩、小説、プログラミングのコード生成まで実に多種多様です。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。