ChatGPTでシミュレーション! 防災・BCP における生成AI活用術

停電続きで通常業務が行えない……ChatGPTが提案する規定しておくべき「代替手段」とは

BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家 昆 正和
最終更新日:
2024年06月17日
202405q_00

近年はBCPを策定する企業が減少傾向にあるといいます。「BCPの知識のある人材がいない」「時間を割けない」などが主な理由で、いまだにBCPの策定に着手できずにいる会社、作るのをあきらめた会社も少なくありません。かといって手をこまねいていたら、いつまた大きな災害が起こらないとも限りません。知識不足や時間不足が理由で作れないのなら、とりあえずBCPのたたき台をChatGPTで作り、時間と手間を省くのも一つの手です。完成度はともかく、一歩前進となることに間違いはありません。今回は、BCP策定の行き詰まりを解消する3つのたたき台をChatGPTに提案してもらいます。なお、事例で使われている【プロンプト】【ChatGPTの回答】については、第2回「防災訓練の段取りを相談するならどう入力する? ChatGPTに期待した回答をもらうコツを伝授」での説明を参照してください。

BCPの目次の作成を依頼する

以下では、まず自社のニーズに合ったBCPの「目次」を作り、その目次に沿って各要件を作り込んでいくというステップを踏みます。

目次のイメージさえはっきりすれば、そのあとの作業は楽になります。ここではなるべく時間と手間をかけずにBCPを作るべく、ChatGPTにシンプルな目次の作成を依頼します。

続きは「月刊総務プレミアム」をご契約の会員様のみお読みいただけます。

  • ・付加価値の高い有料記事が読み放題
  • ・当メディア主催の総務実務の勉強会や交流会などのイベントにご優待
  • ・「月刊総務デジタルマガジン」で本誌「月刊総務」も読み放題
  • ・本誌「月刊総務」も毎月1冊、ご登録いただいたご住所にお届け
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツも割引価格でご利用可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

m-kon

BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家
昆 正和

企業のBCP策定/気候変動リスク対策・適応策に関するアドバイス・講演・執筆活動に従事。一般社団法人日本リスクコミュニケーション協会理事。著書に『今のままでは命と会社を守れない! あなたが作る等身大のBCP 』(日刊工業新聞社)、『山のリスクセンスを磨く本 遭難の最大の原因はアナタ自身にあった(ヤマケイ新書)』(山と渓谷社)など全14冊。雑誌やWebへの寄稿・連載など多数。趣味は登山と読書。著者のnoteはこちら

関連記事

  • 「交通事故ゼロ」を目指して 社員の安全運転意識の向上や事故リスクの低減に取り組む企業を表彰 PR
  • エンゲージメントを高めるオフィスの条件とは? 事例から学ぶトレンドを押さえた空間づくり PR
  • 【AI×交通安全運動】111社が共同で事故リスク削減に取り組んだ2か月間……その結果は? PR

特別企画、サービス