24年春の花粉量は「例年よりやや多め」 7割が企業に花粉症対策を望む、その中身は?

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年12月11日
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ノバルティス ファーマ(東京都港区)は12月8日、20歳~40歳代の男女2000人を対象とした「花粉症が与える業務パフォーマンスへの影響度」に関する調査を実施し、業務パフォーマンスの維持・向上に向けて、花粉症治療費の補助などの花粉症対策を企業に期待していることが明らかになった。

重症花粉症は約8割、発症時は仕事効率は6~7割以下に低下

同調査は、特に飛散量が多かった「2023年春の花粉症」について探ったもの。新型コロナの流行が一段落し外出機会が増えたこともあり、多くの人が症状に悩まされた。

調査によると、1日に21回以上くしゃみをする人は34.1%、鼻をかむ人は38.5%に上った。2000人のうち、最も症状が重い「重症花粉症(「1日に起こるくしゃみ発作の平均回数」または「1日に鼻をかむ平均回数」が11~20回よりも多い、または「鼻閉が非常に強く口呼吸が1日のうちかなりの時間がある」)」に分類される人は79.7%いた。

「花粉症の症状が出ているときの自分の仕事効率はそうでないときの何割ぐらいだと思うか」を聞いたところ、仕事効率が6~7割以下になるという人は72.4%と、約7割に及んだ。

(左)重症度分類/(右)症状があるときの仕事効率
(左)重症度分類/(右)症状があるときの仕事効率(※画像クリックで拡大)

東京商工リサーチ(東京都千代田区)が実施した調査では、花粉症が業務に悪影響を与えていると考える企業は3割近くに上り、止まらない鼻水やくしゃみ、我慢できない目のかゆみ、薬の副作用による眠気やだるさなどによる作業効率低下のみならず、遅刻増加などの影響もあると報告されている。

職場で今後取り組んでほしい対策、第1位は?

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