11月19日は「国際男性デー」 職場で求められる「男らしさ」のプレッシャーや健康問題を考える

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XTalent(東京都港区)は11月19日、「男らしさ」という固定概念が男性に与える影響について20歳から69歳の男性109人を対象に実施したアンケート結果を公表した。調査では、半数以上の男性が「男らしさ」によるプレッシャーを感じている実態や、その影響が仕事や健康に及ぶ様子が浮き彫りとなった。
Flora(京都府京都市)は11月19日から、法人向けヘルスケアサービス「Wellflow - 男性版」を提供開始するにあたり、導入企業60社以上に対し「男性の健康課題と仕事に関する調査」を実施した。この調査結果により、男性の健康課題による労働生産性損失額は約352万円と推計し、女性と同様、大きな損失となることを明らかにした。
男性の半数以上、とくにマネージャー層で「男らしさ」への生きづらさを実感
XTalentの調査によると、「職場で『男らしさ』による生きづらさやプレッシャーを感じたことがある」と答えた人は51.3%(「頻繁に感じたことがある:17.4%」と「たまに感じたことがある:33.9%」の合計)だった。

また、「男らしさ」がもたらす具体的な生きづらさについては、次のような声が多かった。
- 仕事や昇進に対して野心的でなければならない
- 大黒柱的な役割を求められる
- 育児や私生活にもっと時間を割きたくても
叶 わない
特にマネージャー層において「男らしさ」の固定概念がネガティブに影響していると答えた人の割合は55.6%に達し、一般社員やリーダー層の約44%を上回った。一方で、経営者層では17.7%と大幅に低下する傾向が見られた。
ネガティブな影響が多大なマネージャー層 転職もあり得る
「男らしさ」という固定概念が自分にとってポジティブに働いた経験の有無を役職別に集計したところ、マネージャー層の6割弱が「ネガティブな影響を受けている」と回答(「大きく影響を受けている」と「多少影響を受けている」の合計)。
なお一般社員やリーダー層ではそれぞれ約44%にとどまり、また経営者になると17.7%まで減少する。
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