徒弟制度に頼らず固定給で若手大工を育てる「企業内訓練校」 40年間で966人の技能者を輩出

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年07月01日
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住宅の建築やリフォームなどを手掛けるポラス(埼玉県越谷市)は6月30日、自社で運営する企業内訓練校の取り組みを公表した。若手人材の確保と長期的な技術継承を目的に、社員として雇用した訓練生を育成する独自の教育システムを導入している。

職人の高齢化や人手不足、旧来の徒弟制度の限界を背景に、企業が自ら大工や職人を育成する事例となる。訓練生には新入社員として固定給を支給し、全寮制で共同生活を送りながら、大工や内装工の技術を体系的に学ぶ教育システムを採用している。

親方制度に頼らず、自社で「社員職人」を育成

建設業界では、職人の高齢化や人手不足が深刻な課題だ。その要因の1つとして、住宅着工戸数の減少や、建材として木材をあらかじめ工場で加工するプレカット材の普及により、親方が弟子を育成する余力が減っていることが挙げられる。また、厳しい上下関係が現代の若者に受け入れられにくいことも背景にあるという。

同社はこうした課題に対応し、品質向上と一貫施工体制の維持を目的として、1987年に企業内訓練校を開設した。約40年間にわたり運営を続け、これまでに966人の修了生を輩出。卒業生はグループ内の施工現場で活躍している。

固定給を支給しながら学ぶ独自の教育システム

同訓練校では、「学ぶ×働く」の方針の下、「建築施工系木造建築科」と「建築内装系インテリアサービス科」の2科を設置し、若手人材を育成している。

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