キャリアオーナーシップ経営を測る指標公開 9つの質問で、経営・人事・現場をつなぐ
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年08月25日

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パーソルキャリアが運営事務局を務める「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」は8月21日、「はたらく未来白書2025 別冊レポート:キャリアオーナーシップ経営スコアで測る、人的資本の進化 ‐人材・環境・事業を接続する、新たなマネジメント指標の導入実証」を公開した。キャリアオーナーシップ経営の実践に向けた具体的アクションをまとめた新たなガイドと位置付けられる。
同レポートでは、キャリアオーナーシップ経営の進捗を可視化する「C/O経営スコア」の活用方法や導入のポイント、実証企業における運用成果などが紹介されている。コンソーシアムでは、このスコアを用いることで、経営・人事・現場が共通認識をもって意思決定を行えると説明する。
キャリアオーナーシップ経営とは
キャリアオーナーシップ経営とは、はたらく個人と企業がそれぞれの目的・意志・責任を持ち、個人のキャリアと企業の価値創造をともに担うことを前提に、持続的な共成長を目指す経営モデルだ。
企業は、経営戦略・事業戦略・人材戦略を連携させながら、個人が自らのキャリアを構想・選択・実行できる環境を整備。個人もまた、主体的な行動を通じて組織の成果に貢献することが求められる。
このモデルは「見える」「増やす」「つなぐ」という3つの視点に基づいて構築・運用される。
ガイドの中核「C/O経営スコア」とは
「C/O経営スコア」は、抽象化されがちなキャリアオーナーシップの状態を、具体的な数値で可視化し、マネジメントの意思決定を支援する新たな指標である。
このスコアは以下の2つの観点を同時に測定するのが特徴だ。
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