荷主企業が押さえておくべき物流2024年問題対策

トラック輸送難民にならないために ―― 「物流2024年問題」今から取り組む9つのステップ

船井総研ロジ株式会社 ロジスティクスコンサルティング部 部長 エグゼクティブコンサルタント 渡邉 庸介
最終更新日:
2023年11月21日
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前回「取捨選択、再配置、有料化……『物流2024年問題』で荷主企業に必要な3つの視点と7つの解決策」では荷主に求められる考え方と解決策について解説しました。今回は、実際に「2024年問題」の対策を進めるためにはどのようなステップを踏めばよいのかをお伝えします。

2024 年問題対策を確実に進めるために大事なこと

2024年問題リスクの捉え方は企業によって千差万別です。2020年から物流戦略の見直しに着手した企業もあれば、困ったら考えようというスタンスの企業もいます。みなさんも対策を検討すると、社内幹部の中でずいぶん意見に幅があるかもしれません。

しかし、どのようなプロジェクトでもうまく進めるために必要なステップがあります。特に2024年問題は物流部門だけで取り組む対策では効果が限定されるため、営業部門や製造部門も含めた全社で取り組む必要があります。

現状の物流を見える形に整理する

物流という動きが広域にわたり、普段一部しか目にしない機能をわかりやすく図や表にまとめることによって、社内が同じものを見て、同じ理解で話をすることができます。また、プロジェクトメンバーによる認識のズレを防ぐことが可能になります。

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著者プロフィール

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船井総研ロジ株式会社 ロジスティクスコンサルティング部 部長 エグゼクティブコンサルタント
渡邉 庸介

2000 年株式会社船井総合研究所に入社。2002 年に船井総研ロジ株式会社に入社し、現在に至る。製造業、卸売業、小売業に自社物流戦略再構築支援プロジェクト、業務改善コンサルティングを推進。物流企業に対しては荷主企業のコストダウン要求に応えるコスト体質強化を中心に活動している。

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