ABWを改良し、職場のコミュニケーションアップ 可変性を重視した森トラストの新オフィス

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年07月12日
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森トラスト(東京都港区)は7月11日、本社移転に関する社員アンケートの結果を発表した。アンケート結果によると、新オフィスへの移転により、「85%の部署で他部署とのコミュニケーションが増加」「半数以上の社員が同僚や会社とのつながり意識の向上を実感」など、社員のエンゲージメント向上が見られた。

イベント会場に可変可能なLobby 執務空間は1フロアに集約し、部署間のコラボを促す

森トラストは5月10日、「虎ノ門2丁目タワー」から「東京ワールドゲート 神谷町トラストタワー」に本社を移転した。新オフィスのコンセプトは「目的地」と「可変性」。特に、人数・組織・働き方・社員のニーズなど、多様な変化にも対応していくための「可変性」を重視した。

新オフィスには、社内外の交流スペースとして活用するほか、最大200人のイベント会場としても利用できるレイアウト変更自由な「Lobby」や、ABW(仕事内容に合わせて、働く時間・場所を自由に選べるワークスタイル)を採用しつつも、部署の拠り所としての機能を持った「BASE」を設けるなど、さまざまな工夫が盛り込まれている。

レイアウトを変えることで、イベント会場としても活用可

新オフィスは、同社独自の内装引渡基準「クリエイティブフロア」を生かしたデザインが特徴。スケルトン天井・OAフロア仕上げにより、デザインの自由度を高め、広がりのある快適なオフィス空間を実現している。

中でも特徴的なのが、会社の顔となるエントランス空間「Lobby」だ。ホテルのロビーをイメージしたデザインを採用、通常時は社員が気分を変えて働くための執務空間として活用する。一部の植栽や家具は移動可能な仕様となっており、レイアウトを変更することで、最大200人程度を収容可能なイベント会場としても利用できる。

(左)社内外の交流スペースとしての活用イメージ(右)イベント会場としての活用イメージ
(左)社内外の交流スペースとしての活用イメージ(右)イベント会場としての活用イメージ(※画像クリックで拡大)

85%が「他部署とのコミュニケーションが増えた!」 交流しやすさを実感できる新執務エリア

執務エリアでは、旧社屋では5フロアに分かれていた執務空間を1フロアに集約。これまで各フロアに点在していた複合機や収納スペースなどを集約したことで、交流促進スペースが拡張された。また、極力間仕切り壁を立てず、オフィス全体を一望できるようにするなど、社員同士の交流がしやすい環境づくりにも配慮した。

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