DX人材に必要なスキルと適性人材の見分け方

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DX人材の7つのキャストは、それぞれ具備すべきスキル要件が異なります。ビジネススキル×デジタルスキルの視点から、DX人材に求められるスキル要件を考えます。
DXを支えるテクノロジー
IoT、ビッグデータ、クラウド、5G、人工知能(AI)――。このようなデジタル技術の進展を背景に、今は第四次産業革命の時代といわれています。
さまざまなセンシングデバイスをはじめとするIoTの進化で、大量の情報を収集することが可能になり、またクラウド環境の発明により、その情報へ場所や端末を選ばずにアクセスできるようになりました。さらに、Wi-Fi6、5G、あるいはCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)の進化による高速伝達・処理が可能となりました。こうして蓄積したデータをAIやシミュレーション技術といった高度な分析技術で解析し、スマートフォンやタブレットなどのエッジデバイスでタイムリーに直感的に提供できるようになり、さまざまな場面で生活を豊かにしてくれています。
たとえば自動運転、遠隔医療、スマートファクトリーなども、もちろんその一つです。こうした実例の解説は他誌を参考にしていただきたいのですが、その中心にあるのは、「ビッグデータ」であり、今後のビジネスシーンにおいても、データ資産の活用が成否を分けることは明らかです。質の良い、オリジナルなデータが会社の資産となり、その活用ができる企業が成功を享受できるといえます。
データ活用の本質とDX人材のスキル
ビッグデータを取り巻く仕事の流れを要約すると、データの「収集」「蓄積」「分析」「活用」の4ステップに分けることができます。すなわち、こうした一連のデータ活用環境を整えるためには、次の4つの業務が必要となります。
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