清水建設会長、女性活躍を支援する男性リーダー全国ネットワーク参加 取り組み継続への姿勢示す

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年06月17日
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清水建設(東京都中央区)は6月16日、同社の取締役会長・井上和幸氏が、内閣府男女共同参画局が事務局を務める「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」へ参加したと発表した。同社は2016年から同会に参画しており、今回の発表により、引き続きジェンダー平等と女性活躍の取り組みを社内外で推進していく方針を示している。

「えるぼし」「なでしこ」認定企業の次なる一手 清水建設の女性活躍推進の今

「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」は、企業経営者や自治体首長など約320人の男性リーダーが参加し、女性活躍推進に向けて自ら行動し、情報発信を行うネットワークである。内閣府男女共同参画局が主催し、会合や行動宣言、事例共有、地域シンポジウムの開催など多様な活動を展開している。

同社では2009年に「ダイバーシティ推進室」を設置し、多様な人材が活躍できる職場づくりに注力してきた。2018年には女性活躍推進に関する「えるぼし認定(段階2)」を取得し、2017年には経済産業省と東京証券取引所が共同選定する「なでしこ銘柄」にも選定されている。

また、2022年度からは「シン・ダイバーシティ」活動を展開。ジェンダーギャップの解消や女性管理職比率の向上を目的とし、女性従業員と現役管理職によるグループワークや、経営層による現場訪問を通じて、意識と制度の両面から改革を進めている。これに加え、全社的な「ダイバーシティフォーラム」においては、働きやすい職場づくりやアンコンシャスバイアスの解消について啓発を行っている。

「シン・ダイバーシティ」の名称には、「新(あたらしい)」「真(まことの)」「進(すすむ)」といった意味が込められており、多様なバックグラウンドを持つ従業員すべてが活躍できるよう、ハード・ソフト両面での環境整備と企業カルチャーの変革を進めている。

同社は2025年度までに女性管理職比率5%以上、2030年度には10%以上の達成を目標に掲げている。

建設業界全体で女性の定着を支援 国交省は官民共同で実行計画を策定

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