進まない。盛り上がらない……ダメ会議に効く処方箋

「要するに何がいいたいの?」を卒業。会議で意見をうまく伝えられない人に試してほしい3つの手法

株式会社ヴィタミンM 代表取締役 鈴木 真理子
最終更新日:
2025年11月20日
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会議に出ると、要点を簡潔に話す人もいれば、話が冗長で「要するに何がいいたいの?」と聞き返したくなる人もいます。同じことを伝えるにも、話し方を工夫すれば、より聞き手に理解してもらえたり納得してもらえたりします。そこで今回は、会議で伝え上手になる3つの方法を紹介します。

その1:結論から話す

会議には制限時間があります。業務時間を割いて職場のメンバーが集まるのですから、話をコンパクトにまとめましょう。

大事なのは、結論を先にして話すことです。聞き手が知りたいのは結論です。ぜひ職場の会議で「結論ファースト」を合言葉にしましょう。わかりやすく手短に要点を伝えることができるので、時間を無駄にしません。

その2:PREP(プレップ)法を使う

みなさんは、「PREP法」をご存じでしょうか。PREP法とは、最初に結論を伝え、理由や根拠を述べてから、最後に結論で締めくくるやり方です。PREPとは、次の4つの頭文字を組み合わせた言葉で「プレップ」と呼びます。

最初にPoint=結論を伝えます。結論の次にReason=理由を述べます。3つ目のEには2つあって、Evidence=証拠、Example=実例のうち、どちらかを入れます。最後にもう一度Point=結論を念押しします。

では、会議で新商品のキャンペーンを決めるとします。選択肢はA案(サンプル配布)かB案(値引き)のどちらかです。意見を聞かれたとき、PREP法で話すと次のようになります。

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プロフィール

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株式会社ヴィタミンM 代表取締役
鈴木 真理子

三井海上火災保険株式会社(現三井住友海上火災保険株式会社)勤務を経て起業。ビジネススキルの研修を行っている。著書は『絶対にミスをしない人の仕事のスゴ技BEST100』『「速く」「短く」「感じよく」メールを書く方法』(以上、明日香出版社)、『「時間不足」解消! 誰でも目標・夢を達成できる 朝5分だけ段取り手帳術』(実務教育出版)ほか。
株式会社ヴィタミンM Webサイト

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