低用量ピルや更年期などのホルモン療法を費用補助対象に コカコーラ ボトラーズの健康支援策

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月07日
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コカ・コーラ ボトラーズジャパン(東京都港区)は10月6日、新たに社員の健康支援に関する施策を3つ導入したと発表。費用補助の対象に、ホルモン療法や低用量ピル服用などを追加したことを明らかにした。

同グループが積極的に取り組んでいるDE&I推進の一環で、10月1日より運用を開始した。社員のライフステージやジェンダーへの配慮し、社員の健康を支援するもの。

更年期の不調は「男女ともに起こる症状」、療法への費用補助対象は全社員

更年期にともなう身体や精神への不調を抱える社員に対し、ホルモン療法にかかる費用を一部補助する。性別は問わない。女性に多いと思われがちな更年期症状を「男女ともに起こる症状」として全社員を対象にした。

さらに、女性社員のPMSや月経困難症の緩和のため、オンライン診療サービスを活用した低用量ピル服用にかかる費用もサポートする。同社は全社員に対して、月経不調に対する理解促進をはかっており、8月には症状に悩む社員の声を反映し、生理休暇が利用しやすいよう名称を「ととのえ休暇」へ変更した。

社員一人ひとりが安心して能力を発揮できる環境整備に取り組む

また、性別・性自認に関して違和感などを持つ社員がホルモン療法を希望する場合、療法にかかる費用を一部補助する制度を設けた。安心してキャリアを継続できるよう、個別の事情に配慮した相談体制も整備。性自認と身体的特徴の不一致による精神的負担を軽減し、社員一人ひとりが安心して能力を発揮できるよう支援するためとしている。

同グループでは、全社員がLGBTQ+に関する正しい知識を持てるよう、eラーニングやオンラインイベント実施など、制度や仕組みの構築、啓発に継続して取り組んでいる。

DE&I推進は経営戦略における優先事項、専任部門が企画・推進をリード

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