令和版にアップデート これからのビジネスマナー
伝えたい「相手」と「内容」を考えて使い分けることが重要 ビジネスメール・電話応対のポイント
品格経営マナーコンサルタント 西出 ひろ子
最終更新日:
2026年05月14日
前回は、信頼につながる言葉遣いや伝え方について解説しました。最終回となる今回は、現代のビジネスに欠かせないメールや電話といった非対面コミュニケーションのポイントをご紹介します。
チャット時代だからこそ変わる「メールの役割」
令和のビジネスメールは、「書き方」だけでなく、「使われ方」そのものが変わってきています。その背景には、働く環境とコミュニケーション手段の大きな変化があります。具体的にどのように変わったのか、次の4つの視点から見ていきましょう。
(1)「連絡手段」から「公式な記録媒体」へ
テレワークやフレックスタイム制の普及により、「同じ時間・同じ場所で働く」ことが前提ではなくなりました。以前であれば口頭で補足できていた内容も、現在は文章だけで正確に伝える必要があります。その結果、ビジネスメールには下記のような役割が、より強く求められるようになりました。
- 情報を整理して伝える
- 記録として残す
- あとから見返してもわかる
つまりメールは単なる連絡手段から、業務における公式な記録媒体へと位置付けが変わってきているのです。
(2)「とりあえず」ではなく「選ぶ理由」のある手段へ
かつては、業務連絡の多くをメールが担っていました。しかし令和の職場では、チャットツールやオンライン会議が日常的に使われています。
その結果、「なぜ今、メールを使うのか」を意識する場面が増えました。すぐに確認してほしい内容や軽い相談はチャットで行い、正式な依頼や合意内容の共有、社外向けの連絡といった場面では、メールが選ばれるようになっています。
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