NEC、「ESGデータブック2025」公開 効果のあったエンゲージメント向上施策など明かす
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月18日

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日本電気(NEC、東京都港区)は7月17日、直近のESGの取り組みをまとめたレポート「ESGデータブック2025」を公開した。この中では、2024年以降に実施した人的資本経営などに関する施策やその成果を紹介している。
従業員一人ひとりのエンゲージメント状況を把握し、今後の取り組みに生かす
NECは、人的資本経営を最も重要な経営資源の一つと位置付け、戦略・文化を両輪とする取り組みとジョブ型人材マネジメントを推進している。
従業員向けには、エンゲージメント状況の把握や従業員と経営層による意見交換、人材育成・評価・適正な処遇、労働安全衛生などをテーマとし、NECグループの従業員を対象に、上司・部下による「1on1ミーティング」や、会社の経営状況や戦略、ビジョンなどを共有し、社員からの質問に経営層が答える「CEO Town Hall Meeting(タウンホールミーティング)」を月に1回以上実施。また、全世界のグループ従業員を対象とした意識調査「One NEC Survey」(年1回)や、従業員のエンゲージメントや満足度、組織の状態などを把握する「パルスサーベイ」(3か月に1回)も開催している。
このうち「CEO Town Hall Meeting」は開始からわずか2年で、参加者は20万人を超えた。参加した社員からは「失敗を次に生かせばよいという社長の考えが心に響いた」「会社が先進的な事業をしていることをあらためて理解できた」などの声が聞かれたという。

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