個人投資家はどこをチェックする? 企業の非財務情報やESGの取り組みを整理するモデル開発

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年04月09日
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企業広報戦略研究所(東京都港区、株式会社電通PRコンサルティング内)は4月8日、「個人投資家調査2023」の結果を公表。同社が開発した新たな指標を用い、個人投資家が重視する企業の非財務情報領域を明らかにした。

株式投資で「非財務情報を参考にした」のは35.5%

個人投資家2000人に、メインに投資している業界へ株式投資をする際、対象企業の財務情報や非財務情報を参考にしたかを聞いたところ、財務情報は過半数(55.0%)が、非財務情報は3人に1人強(35.5%)が「参考にした(とても参考にした+やや参考にしたの合計)」と回答した。また、「財務情報を参考にした」うちの6割近く(57.9%)が非財務情報も「参考にした」と回答している。

個人投資家が対象企業の財務情報や非財務情報をどの程度参考にしているか(企業広報戦略研究所「個人投資家調査2023」)
個人投資家が対象企業の財務情報や非財務情報をどの程度参考にしているか(企業広報戦略研究所「個人投資家調査2023」)(※画像クリックで拡大)

個人投資家が気になる非財務情報は「社会関係資本」と企業ガバナンスの関係

調査では、5つの「非財務資本」(人的資本・知的資本・社会・関係資本・製造資本・自然資本)と、企業の「経営課題(ESG:環境・社会・ガバナンス)」をクロスした15領域を設定。それぞれに対し具体的な企業活動を設定し、個人投資家がどのような活動を重視するかを尋ねた。上位10項目は以下の通り。

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