総務のマニュアル
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現場と上層部を動かす! 今、総務に求められる「根回し」の極意
「部長の了承を得たのに……」企画が通らないのはなぜ? 経営会議を突破する「根回し」のポイント
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ サービス統括部 営業推進部 シニアスタッフ 坂井 直純
最終更新日:
2026年10月15日
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前回は、日常業務に起こりがちなクレーム・苦情を題材にしながら、「根回し」の正体に触れ、全体を可視化・俯瞰することの重要性をお伝えしました。今回は、会議を題材に「根回し」の必要性や意義について考えてみたいと思います。
ケース:上司と合意して企画した提案が、経営会議で否決される
総務担当のSさんは、本社オフィスリニューアルのプロジェクトリーダーに抜てきされました。半年にわたってプロジェクトメンバーとともにリニューアル内容を検討し、各社の提案・見積もりを取りそろえ、プロジェクトオーナーの「部長」からも了承を得ました。しかし、満を持して臨んだ「経営会議」で状況が一変します。社長をはじめとする経営陣からさまざまな疑問や懸念事項が出てきたのです。工事を依頼する会社や什器・家具にまで話が及び、企画そのものを再検討するよう指示が出ました。Sさんは「部長の了承を得たのに、なぜ……」と肩を落とし、プロジェクトメンバーからは「どうしてそんな話になるんですか?」と不満の声が次々に上がりました。さらには提案をくれた企業への謝罪に明け暮れることになったのです。
「なぜ経営会議で否決されるのか?」――。それは、「投資判断が伴う意思決定」の論理を理解せずに活動し、会議に挑んでしまったということが要因といえます。では、会議が紛糾・否決されるのはどのような問題があるからでしょうか。
否決される「企画」の問題点
「会社で決めたプロジェクトで、内容も上司が承認したから、会議でも承認されるはずだ」。その思い込みが思わぬ「落とし穴」にはまることになります。では、どのような「落とし穴」に注意しなければならないのでしょうか。経営会議で否決される「企画」には、(1)~(3)のようなことに対する準備を怠っている傾向があります。
(1)環境変化や経営課題との接続が弱い
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