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若年社員の早期離職を防ぐために、上司が気を付けておきたいことは?(第7回)

2013年09月02日

前号まで、上司が気を付けるべき育成課題の捉え方のポイントとして、5つのポイントを5回シリーズで、ご紹介して参りました。

今号からは視点を変えて、部下の眼には「上司」は一体どのように映っているのか?
私が人材育成コンサルタントとして、研修現場で接する部下からの切実な「想い」を綴っていきたいと思います。


■『上司のようになりたくない』という声の多さ

「マネジャーになりたいか?」と若手社員に問うと、私の感覚では10人中8人くらいが「NO」と言います。またこの傾向は、年齢が若くなるにしたがって強く、組織課題が多い職場により多く散見されるのです。

マネジャーや課長と言えば、かつてはサラリーマンにとっては花形のポストであったはず。
私も入社以来、「いつかは課長になりたい」という思いで辛い業務にも耐え忍んできたひとりです。

なぜ、彼らはマネジャーになりたくないのか?
彼らにその理由を聴いてみると、上司のこんな姿をいつも見ているからと言います。


■こんな姿が部下を幻滅させる

研修現場で聴く限り、下記の上司の言動が彼らを幻滅させているようです(一例を挙げると)。

① 上司や顧客の前ではYESマンだが、陰で悪口をいつも言っている
(特に飲んだ席でこの傾向が強く出る)

② いつも事務処理に追われている(コンプラを意識し過ぎている)

③ いつも営業成績(業績)を気にしている(数字意識が強すぎる)

④ 出来の良い部下のご機嫌を取る(部下の接し方にバラツキがある)

⑤ 飲み会の席ではいつも割り勘にする(以前は領収証をバンバン切っていたが...)


■理想の姿とは?

一方、「どのような上司が理想か?」と問うと、多いのが下記の5つです。

① 部下の承認欲求を満たしてくれる(褒めることが上手い)

② 上司自身が楽しそうに仕事をしている(イキイキと仕事をしている)

③ どんな時もブレない姿勢を貫いている(時には上司や顧客にも対峙をいとわない)

④ 部下の成功や失敗を共有してくれる(時には責任をかぶってくれる)

⑤ とにかくカッコいい(言動だけではなく容姿も含めて)


特に②は個人的にはとても重要だと感じています。なぜなら、あまりにもこういうタイプのマネジャーが少なくなっているからです。
「あんなに楽しそうな仕事なら、私もやってみたい。」そう想いを馳せる部下はきっと多いはずです。

上司であるあなた、朝礼前に一度自分の顔を鏡で見てみませんか?
果たして、その「顔」は、イキイキと楽しそうに映っていますか?

田原 洋樹
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