コロナ下の障がい者雇用

「プロ化マニュアル」で社内で頼られる部署に ―― 株式会社IMAGICA GROUP

月刊総務 編集部
最終更新日:
2021年08月30日

法定雇用率を満たすためだけの障がい者雇用はうまくいかない。株式会社IMAGICA GROUPの眞秀さんは、いかにして社内から100以上の業務を受託することに成功したのか。「できないことはない」という信念で取り組んだ軌跡を追った。

取材・文◎武田洋子

能力の差ではなく個性の差

株式会社IMAGICA GROUP
コーポレートサービス本部
業務サポート部 兼 人事本部 給与グループ
眞秀友子さん

障がい者向けサテライトオフィスサービスを活用し、主に事務職で障がい者を雇用している株式会社IMAGICA GROUP。その第一歩は、グループの一社である株式会社イマジカデジタルスケープ(以下IDS)から始まった。2008年10月、管理本部に所属していた眞秀友子さんは、会社で採用した聴覚障がい者に依頼する業務を切り出してもらえないか、と人事部から打診を受ける。

「マニュアルがきちんと確立した部署なので業務切り出しはしやすく、『いくらでもありますよ』と答えました。それで簡易なものから任せてみたところ、非常に優秀な方で、あっという間に貴重な戦力となり、2012年5月に正社員になりました」

この最初の採用が順調にいったことで、IDSは障がい者雇用を専門的に支援する株式会社スタートラインとタッグを組み、2011年10月、本格的に障がい者雇用に取り組むことになった。八王子に用意されたサテライトオフィスでは半年間に9人が採用され、現在は14人が働いている。

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

続きは「月刊総務プレミアム」をご契約の会員様のみお読みいただけます。

  • ・さらに有益な付加価値の高い有料記事が読み放題
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツも割引価格でご利用可能に
  • ・「月刊総務デジタルマガジン」で本誌「月刊総務」も読み放題
  • ・本誌「月刊総務」も毎月1冊、ご登録いただいたご住所にお届け

著者プロフィール


月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


特別企画、サービス