日本が「2025年の崖」を越えるには DXで築く企業の未来

DXの本質と進め方 変革の中心は技術よりも戦略立案と人材育成(2)

月刊総務 編集部
最終更新日:
2022年05月23日
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日本のDXが進まない。多くの企業が「着手している」といいながら、なぜ変革に至らないのか。企業のデジタル変革をコンサルティング・教育で支援する鈴木康弘さんに、DXの本質や成功に導くアプローチ、必要な人材の資質や育て方などについて、幅広くうかがった。ここではDX推進における課題を踏まえ、成功に導く5つのステップについて紹介する。

取材・文◎武田 洋子

DXの本質と進め方 変革の中心は技術よりも戦略立案と人材育成(1)はこちら
DXの本質と進め方 変革の中心は技術よりも戦略立案と人材育成(3)はこちら

DXを成功に導く5つのステップ

DXの本質がわかったところで、企業が直面する課題を洗い出してみよう。前述の調査では、「従業員のリテラシーが足りない」(58.5%)がトップに挙がっている(図表)。鈴木さんは、「経営戦略の立案」と「DX人材の不足」を二大課題として挙げている。

図表:DXの推進でどんな課題があるか(n=118,複数回答)
DXの推進でどんな課題があるか
出所:『月刊総務』「企業のDX推進についての調査」(2022年3月)(※画像クリックで拡大)

「この2年間で100回を超える講演・勉強会に呼ばれていますが、依頼されるテーマが、初期の『DXとは何か』から、『DXの取り組み方』『DX戦略、組織』と進化し、ついに今年前半は『DX戦略立案、人材と組織の育成』に到達しました。意識の高まりを肌で感じます。今年は、本質的な取り組みが加速していくでしょう」

課題を踏まえてDXを成功に導くアプローチを、鈴木さんは5つのステップで解説する。

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