日本が「2025年の崖」を越えるには DXで築く企業の未来

カーライフ文化をDX推進で創造し続ける――株式会社オートバックスセブン

月刊総務 編集部
最終更新日:
2022年05月26日
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日本国内最大規模のカー用品総合専門店「オートバックス」を運営する株式会社オートバックスセブンは、5ヵ年ローリングプラン経営計画の下、DXを推進。「デジタルを活用した事業モデルおよび組織の構築」を掲げ、お客さまの求める商品・サービスを、スピード感を持って提供することに注力している。

取材・文◎宮本 優子

「5ヵ年ローリングプラン」の策定と実践

株式会社オートバックスセブン DX戦略部 部長 山原 猛さん
株式会社オートバックスセブン
DX戦略部 部長
山原 猛さん

自動運転車の開発や電気自動車の普及など、自動車業界は100年に1度の変革期を迎えている。それらの対応に加え、変化するお客さまのニーズに素早く対応できる体制を整えるべく、株式会社オートバックスセブンは2019年、「5ヵ年ローリングプラン」を策定した。本プランは、時流に合わせて継続的に5年後の方向性と戦略の見直しをはかるものだ。

こうした中、2020年4月、「新事業の開発・推進」を目的にDX戦略部が新設された。メンバーは部長の山原猛さんを含めて6人。IT分野の人材のみならず、DXに興味を持つ人など幅広い知識と経験を持つメンバーが集まった。

「初めて『5ヵ年ローリングプラン』を策定した当時、デジタル推進による新サービスの創出や企業価値向上を掲げました。各事業や社外も含めたネットワークの中でデータの流通・利活用を推進していく方針が定められ、その任を担うべく当部が新設されました」

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