戦略総務のためのマインドセット
守りと攻めを兼ね備える 戦略的「守り」の総務になるための2つのポイント
株式会社月刊総務 代表取締役社長/戦略総務研究所 所長/(一社)FOSC 代表理事/(一社)IT顧問化協会 専務理事/(一社)日本オムニチャネル協会 フェロー 豊田 健一
最終更新日:
2022年08月29日

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「守りの総務」と「攻めの総務」。みなさんもお聞きになったことがあると思いますが、「守り」と「攻め」のどちらかを意識して仕事をしているでしょうか。
守りの総務と攻めの総務
私が提唱している「戦略総務」の印象は、まさに攻めの総務といえるでしょう。今注目されている働き方改革、働く場の多様性、DXなどは、どちらかというと攻めの総務となります。会社の発展には、このような攻めの総務が必要です。
しかし、攻めの総務が良くて、守りの総務がダメなのかというと、そうではありません。コロナ禍や、地政学的リスク、さらに自然災害の激甚化等、何が起こるかわからない時代となった今、守りの総務、つまりリスク管理や通常の管理業務(異常を察知して是正する)がしっかりできていないと、足をすくわれることになりかねません。
つまり、守りと攻め、この両面を常に意識し、仕事をすることが、総務しては必要になります。たとえば、DXを推進しながら、情報セキュリティ対策を行う。在宅勤務を推進しながら、メンタル対策を行う。私は、このような「戦略的『守り』の総務」が、今後しばらく必要になるのではと考えています。以下で、戦略的「守り」の総務に必要なことを2つ紹介していきましょう。
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