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水や食料品だけじゃない! 「命を守る」ために必要な防災備蓄品

ソナエルワークス代表  高荷 智也
最終更新日:
2023年03月14日
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ここでは、「命を守る」ために必要な道具と、想定外の被害や負傷者にも対応する道具について紹介します。

命を守る装備品

防災備蓄といえば、真っ先に水や食料品を思い浮かべますが、まず準備すべきは「命を守る」ために必要なものです。とりわけ、事業所が「津波、洪水、高潮、土砂災害」などの災害に巻き込まれる場所に立地する場合で、室内にとどまると命に危険が生じる場合は、屋外への立ち退き避難が必要となります。この場合は「素早く、安全に」移動するための道具の準備が必要です。

身に着ける装備品の例

身に着ける装備品
このような装備を準備したいですが、難しい場合はグレードを落として用意します

ヘルメット

屋外避難が必要になる場合、あるいは屋内でも余震などから身を守るために必要となります。ヘルメットは大変「わかりやすい防災用品」で、防災訓練の際に従業員にかぶらせたり、あるいは、普段から目に触れる場所へ設置したりすることで自社の防災対策を内外にアピールすることにもつながります。ぜひ「見せる収納」を行い、防災対策の啓蒙用アイテムとしても活用してください。

保管スペースが確保できる場合は、安価で頑丈な「通常タイプ」のヘルメットを、スペースに制約がある場合は「折りたたみタイプ」のヘルメットを選択するとよいでしょう。通常タイプ、折りたたみタイプのいずれを選ぶ場合も、国家検定に合格しているものを選択してください。国家検定に合格しているヘルメットは「保護帽」と呼ばれ、「労・検」ラベルがヘルメットに貼られています。保護帽の規格にはいくつかの種類がありますが、防災用であれば「飛来・落下物用」規格を満たすものを選んでください。

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著者プロフィール

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ソナエルワークス代表
高荷 智也

備え・防災アドバイザー/BCP策定アドバイザー。「自分と家族が死なないための防災対策」をテーマに、堅く思われがちな防災をわかりやすく伝える活動に従事。「企業の実践的BCP策定」ポイントを解説する専門家でもある。講演・執筆・コンサルティング・メディア出演など実績多数。防災系YouTuber、Voicyパーソナリティーとしても活躍中。

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