社員と組織を生かす総務の技
社員と組織を生かす総務の技【その11】今やらないでいつやるの? テレワーク浸透を邪魔するカルチャー(2)
株式会社ミライズ 代表取締役 小松 路世
最終更新日:
2020年04月21日
1ヶ月のアクセスランキング
こんにちは、組織改革コンサルタントの小松路世です。シリーズでお届けしている「社員と組織を生かす総務の技」、第11回は「今やらないでいつやるの? テレワーク浸透を邪魔するカルチャー(2)」をお届けします。
テレワークをさせない社内の壁。「テレワークだと生産性が下がる?!」
前回、テレワーク制度はあるのに使えない制度になっている企業の話をしましたが、それよりも大きな問題は、社内の"テレワークをさせたくない"という心理的な壁です。
驚くことに多くの企業から、「テレワークを認めると生産性が下がるはずだ」「一応全員テレワークできるようにしているけど、サボるのがわかっている人には絶対やらせない」「テレワークできるのは本社スタッフだけで、稼いでいる現場の人は客先でがんばっているのだから本社の人間だけ通勤しないというのは不公平だ、会議が通らない」という理由で、社内のストップがかかっていると聞きます。また、「封鎖されて電車が止まったら車通勤を認める」という企業もあります。当たり前ですが、テレワークは会社以外でも働けるような一つの手段であり、オフィスで働く目的は「社員を監視するため」ではありません。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。