総務のマニュアルオンラインのメリットを生かす ニューノーマル時代の採用術

オンライン採用において候補者の志望度を高めるポイント(1) 

株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役 伊達 洋駆
最終更新日:
2022年06月09日
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新型コロナウイルス感染症の感染拡大をきっかけに、オンライン採用を導入した企業も少なくないのではないでしょうか。今後感染症が収束したとしても、オンライン採用は残り続けるはずです。ここでは、オンライン採用において有効な構造化面接と、オンラインでの関係構築の方法について紹介します。

オンライン採用において候補者の志望度を高めるポイント(2)はこちら

惹きつけの重要性

惹きつけとは、企業が候補者の志望度を高めることを意味します。見極めができていても、惹きつけが不十分であれば、候補者は自社を最終的に選んでくれません。採用活動は一見すると、企業が候補者を選ぶプロセスに思われますが、それと同時に、候補者が企業を選ぶプロセスでもあります。

一般に採用のノウハウというと、企業による候補者の見極めの方が重視されがちです。筆者がオンライン採用に関する講演を行う際、見極めに関する質問が目立ちます。しかし、採用を成功に導くためには、見極めだけではなく惹きつけにも注意を払うべきです。

とはいえ、すでに確認してきた通り、オンライン採用は残念ながら惹きつけを苦手としています。オンラインでは対面と比べて、非言語的手掛かりが十分に得られないため、会話が円滑に進みません。その結果、候補者が能力発揮感を得られず、企業に対してポジティブな気持ちになりにくいのです。

構造化面接のススメ

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著者プロフィール

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株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役
伊達 洋駆

神戸大学大学院経営学研究科 博士前期課程修了。修士(経営学)。2009年にLLPビジネスリサーチラボ、2011年に株式会社ビジネスリサーチラボを創業。組織・人事領域を中心に、民間企業を対象にした調査・コンサルティング事業を展開。研究知と実践知を活用した「アカデミックリサーチ」をコンセプトに、組織サーベイや人事データ分析のサービスを提供している。近著に『現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学』(すばる舎)など。

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