社内報の編集者として必要な覚悟とは、会社をイキイキさせようという目的意識をハッキリと持つこと、社内報が読まれ、役に立つための工夫をすること、会社と社員の中間に立って視野を広げ、客観性を持つことである。そして、作成する上では、社員に7割、経営側に3割の比重をおくべきである。自分たちが働く場をよくしたいという希望が出会うところが社内報であるなら、当然、社内報は社員のものでなくてはならないからだ。よって、市販誌なみの完成度は必要無い。重要なことは、読者である社員の共感を得ることである。編集側の意見の押し付けをするのではなく、そのときどきのテーマに沿って提言していき、それについて、社員がめいめいに考えてもらえれば良いのである。
(執筆:株式会社ナナ・コーポレート・コミュニケーション 代表 福西 七重)