一番伝わるコミュニケーションとは、個別に、相手に合わせた内容で行なうことです。それを社内報で実現しようとするのであれば、全員に読んでもらえる企画、全員に伝わる企画は、そもそも不可能であることに気付かれるでしょう。確かに、会社の出来事や決算数字など、知ってもらう内容については、従業員全員がターゲットとなり得ます。しかし、しっかりと理解してもらう企画、共感され行動に結びつく企画については、ターゲットを明確に絞り、さらにそのターゲットについて熟知しないことには、作れません。
企画立案について、以下、いろいろな切り口を紹介していきますが、その際、最も大事なことが、読者ターゲットを絞り、そのターゲットについて知ることなのです。どのような思い、価値観を持ち働いているのか。現在抱えている不安とは。モチベーションの源とは。そのターゲットを思い描きながら企画を立案し、原稿を起こしていく。読まれるためには、そのことが大切なのです。
(執筆:ナナ総合コミュニケーション研究所)
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