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コラム

人事 / 人材育成 / リベラルアーツ

リベラルアーツ研修の方法論(その2)
〜さあ、リベラルアーツ/教養研修をはじめよう!(第8回)

2014年05月27日

こんにちは。リベラルアーツ研修の方法〜さあ、リベラルアーツ/教養研修をはじめよう!第8回です。

前回に続き、今日もリベラルアーツ研修の方法論を皆さんへご紹介したいと思います。
今回のテーマは「企業内リベラルアーツ教育の方法」です。


企業が社員にリベラルアーツを学ばせる際のやり方は3つあります。
(1)選抜型の教育を行う
(2)階層指定型・職種指定型の教育を行う
(3)全員型の教育を行う

(1)は企業が選抜し、選ばれた対象者だけに研修の機会を与えるやり方です。中長期的な視野から人材育成を行う時やエリート社員を輩出させたい時に有効な方法です。

(2)は「このくらいのポジション(或いは年次)の社員として、それに相応しい教養が必要だろう」と考える時や「この部門(或いはこの職種)であれば、○○についての嗜み(たしなみ)くらいは持っておかないと...」などといった時にとる方法です。

(3)は上記の(1)や(2)ほど明確化されていないけれども「グローバル化の時代だから、それに相応しいセンスを磨いて欲しい」とか「我が社の人材として"豊かな人間性"を持った人になって欲しい」などと考えている時に有効です。


また、教育のやり方としては
(A)自社に講師を招いて研修を行う
(B)公開コースの研修に社員を派遣する
(C)講師を自社に招き講演会を行う
(D)通信教育を学ばせる
などのやり方があります。


★大切なのは「テーマの選び方」★
リベラルアーツ(或いは教養)といっても、その内容は様々です。(本コラム第7回をご覧ください)
「教養を身につけさせたいが、一体、何を身につけさせればいいのだろう」「テーマが多すぎて、選ぶのに困る」などと思ってしまうことも少なくありません。

そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
次の2つを考えることを私はお勧めします。

(ア)「結局、何のためにリベラルアーツを学ばせようとしているのか?」
(イ)「教養を身につけさせた結果として、どういう人材になって欲しいのか」

「教養を身につけさせる」というのは漠然としたテーマです。
ですから、この2つを何度も自問自答しながら、自社の目的に合った研修や講演会を企画し実施する必要があります。

ちなみに、私は、皆さんが3番目の★の問い(ア)(イ)をやりやすいようにするために、

◆顧客力や上司力を高める(http://t.co/rcpPsRgOwf
◆見識のある上司や先輩になる(http://t.co/Jgd3gA1yFz
◆グローバルでも通用する「教養ある議論力」を身につける(http://t.co/q3Sn2KDOMP

という3つのテーマを設定しています。参考にしてみて下さい。


【これだけは覚えておこう】
★リベラルアーツを学ばせる方法は3つある。(「選抜型」「階層/職種指定型」「全員型」)
★教育の方法としては「自社に講師を招くインハウス研修」「公開研修」「講演」「通信教育」がある。
★テーマを選ぶ時は「研修を行う理由」「研修の目的」をよく考える。

一番まずいのは?教養は必要だ"という気分や"最近はこういうのが流行っているらしい"という世間のムードに押され、「何となくやってしまう」ことです。
研修を選ぶときは「教育機関の知名度」や「講師や経歴のきらびやかさ」に踊らされないよう注意しましょう。

「さあ、リベラルアーツ/教養研修をはじめよう!」第8回、今回はこの辺で。次回をお楽しみに。

(本内容は、中沢努「仕事で使うための教養教育ーリベラルアーツ研修/教養研修の手引き」に加筆して作成されました)


<教養を高めるための資料ー読み物>
◆せいさつ(086) シュライエルマッハー的精神態度 http://profile.ne.jp/w/c-46083/
◆12か月で学ぶ哲学用語 アリストテレスの「最高善」http://profile.ne.jp/w/c-59058/
◆他 資料集 http://pws.prserv.net/pensee/3rd/

★お問い合わせやご質問、お気軽にどうぞ。http://j.mp/LNYGWy

中沢 努
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