コラム

総務 / 総務の在り方 / 「場」の作り方

新総務考 【その15】 社員力と組織力

2016年12月20日

■ 「社員力」「組織力」を高める秘訣とは

1. 社員力

 社員力の原動力は「働きがい」や「働く喜び」です。
 社員力を高めるには、ワーカーひとり一人の自立意識を高めるとともに「知性」を磨き「情熱」を持ち続けられる社会環境=「場」を整えることが必要です。
 総務FM部門は、社員力を高めるために「場」という社会環境創りに尽力するとともに、組織風土の変革に貢献していくミッションを担っています。
 自己に厳しく、倫理感を持ち、前向きに明るく生きる覚悟と他者への思いやりを忘れずに楽しんで働く!そうすれば、おのずと人間力が高まり、組織における個の総体力が高まります。

 社員力を高める秘訣には2つのポイントがあると思います。
 第一に、社員一人ひとりの潜在力を顕現化させる「場」のパワーを再認識することです。社員が自発的に、かつ喜んで働ける「場」、働く喜びが自分自身の感動を呼び起こす「場」、その感動が幸福感をもたらす「場」の力が社員の潜在を引き出し人間力をも高めます。
 もう一つのポイントは、同じ組織で働くすべての人たちが、相互信頼と尊敬の念を忘れず「同志」意識を感じられる「風土」を創りだすことです。

 総務FM部門は、場創りのみならず、人創りを念頭に置いて、質の高い組織を、そして創造的な企業風土を創り出す使命を担っています。

2. 組織力

 組織力の原動力はコミュニケーション力です。
 こもり切りのたこつぼ組織は、ワーカー相互の会話も少なく、場の雰囲気が閉塞してしまいます。これでは、十分な組織知を活用することもできず組織力は上がりません。

 協働型でクロスファンクショナルな組織は、ワーカー同士の会話が活発に行われ、組織知を共有しイノベーションを誘発する機会が膨らみ、組織力は高まります。
 組織力を強くするには、職場でのコミュニケーションの機会を増やし、ワーカー相互の絆を強くし、ワイガヤ体質で情報の風通しが良い環境創りが大切です。と同時に、ワーカーのワークスタイルの変革「チェンジワーキング」が重要なポイントとなります。
 
 簡単にいえば、気持ちと時間にゆとりを持った働き方を実践することです。
 リフレッシュがてら、机を離れて社内を歩き回ってみましょう。ぶらぶらウオークしていると、同期生にばったり会ったりして会話が生まれます。
 このような行動は、サボリではありません。スモーカーが喫煙所で一服するのと同じです。上司やチームメンバーは寛容でなければなりません。「あいつは、何時も仕事もせずにぶらぶらしてけしからん」などとは絶対にいってはいけません。いっぺんに組織は硬直してしまいます。成果を見てあげれば良いのです。

 集中とリラックスのバランスを考え、周りを見ながら仕事すれば、自然にコミュニケーションが湧き上がってきます。そして組織力は高まってきます。

岡田 大士郎
​​MENU