これからの働き方に向けて 週休3日制の労務管理のポイント

週休3日制の導入時にすべきこと(1)

いちご社会保険労務士事務所 代表 岡田 和大
最終更新日:
2022年07月01日
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大企業を中心に導入が増えている週休3日制度。生産性向上の効果が期待されていますが、企業の担当者としていちばん気になるのが導入の際の労務管理の方法でしょう。ここでは、週休3日制の就業規則について見ていきます。

週休3日制の導入時にすべきこと(2)はこちら

プロジェクトチームの結成

経営層や人事・総務だけで週休3日制導入を進めることも可能ですが、各部署から参加してもらいプロジェクトチームを結成して制度設計する方がスムーズに進められることが多いです。各部署における事情や従業員の意見も吸い上げやすくなります。プロジェクトチームメンバーから責任者を選任して進めていくと良いでしょう。

制度設計にあたっては、現在の働き方の状況やルールを整理すること、従業員のニーズを調査することもポイントとなります。

就業規則の改訂

制度設計ができたら、運用する週休3日制について就業規則に規定します。週休3日制適用者の選定・転換(登用)、休日や労働時間、副業・兼業などの追加や改訂が必要になります(次ページ、「週休3日制の就業規則例」参照)。

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著者プロフィール

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いちご社会保険労務士事務所 代表
岡田 和大

社会保険労務士、AFP、健康経営アドバイザー、臨床検査技師。(株)エスアールエルにて臨床検査、人事、組織マネジメント、事業所運営に携わったのち、独立。人事労務や人材育成の助言や指導を中心に活動している。高齢者の活用や制約があっても働き続けられる仕組み構築、社内制度の整備に関する支援、ライフプラン研修等の講師も行っている。

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